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- 大工棟梁の会とは
始まりの章
家を建てた方からよく聞く言葉で「私は大工さんが当たりだったからよくしてくれたわ」、「私はうまくいかなかったわ」。そういった技術の話題。日本の伝統技術を基礎として持っている大工と、そうでない大工。同じ大工でも細部の処理の仕方や、気の遣い方は雲泥の差があります。
今の建築基準法は震度6の地震に耐えられるように、構造計算をする仕組みになっています。古民家など日本伝統技術で造られた家は、現代住宅と組み方が違い、構造計算に当てはめることができなく、強度がゼロです。しかし、さきの東日本大震災での被害は少なかったはずです。日本の長い歴史の中で、先人の経験とともに培った技術なのですから。
またそういった災害のときこそ、地元に根付いた職人がいち早く駆けつけなければなりません。今は後継者が少なくなり、その技術が後世に伝えられなく、途切れようとしています。そして、同じ意志を持つ、日本伝統技術の大工たちが集まり「協同組合いばらき大工棟梁の会」が立ち上がりました。
組み上げの章
皆さんは大工に持っているイメージは何ですか?
「日本伝統建築ばかり造っている。」、「現代住宅を造らせても野暮ったいものになる。」、「 パースなどの提案が無く、相談し難いからどんなものになるか不安。」、「しっかりとしたいい家を造るけど、寒くて暮らしにくいのでは?」大手ハウスメーカーと違い、大工の仕事は見えない分、お客様にとって不安が多いことでしょう。
確かに、大工個々の力では限界があります。しかし、大工が連携を組み、技術強力や先進技術の勉強会、さらに設計士まで会に加わることで、大工にかかえるウィークポイントを解消します。
協同組合いばらき大工棟梁の会 目的
- ◎ 地域密着の大工・工務店による家造りを推進
- ◎ 地域材活用の家づくりで持続可能な林業を実現
- ◎ 省エネ住宅の推進の為の設計手法、評価の実践
- ◎ 木造住宅の長寿命化を図る。
- ◎ 良質で適正な価格の地域材仕様の研究と開発
- ◎ 地域密着型の営繕維持管理と連携の支援
- ◎ 集客事業の連携と管理によるブランド力による支援
- ◎ 後継者の教育と実務による育成と就職先の斡旋
ごあいさつの章
私たち、協同組合いばらき大工棟梁の会は地域密着の大工、工務店、設計士で結成されております。 茨城の地域材を積極的に活用した頑丈な家づくり、無垢の木をふんだんに使った健康的な家づくり目的としながら、 またこれからの住宅は省エネでなければなりません。
それぞれが木を愛し、先人達が残してくれた伝統・技術・工法を後世に伝えるとともに、省エネにも積極的に取り組み勉強に励んでおります。
多くの協力業者、職人さんたちと連携をしながら、私たちの家づくりへの思いを多くの方々に認めてもらえるように頑張ります。